2015-01-01から1年間の記事一覧
甘ったるいバニラの香りを纏った彼女に「私、別にあなたじゃなくていい」といわれ振られたことがあります。「私、あなたといても得しない」といわれ振られたことがあります。失恋としてよりも、言葉の破壊力に打ちひしがれたのを覚えています。「あなた、雨…
プラネタリウム。一つの星の歴史を知りたい僕。「わー綺麗!あれ結んだらわし座なの?見えないね!ね!?」と笑う君。iPhone。ケースを選ぶのに何日もかける僕。「また画面割っちゃったー!」とヒビを見せてきた君。美術館。作者の生い立ち、作品の詳細を知…
桜は ひらり舞い落ちるから美しい花火は ゆらり消えゆくから美しい紅葉は はらり散るから美しい雪は ふらり溶けるから美しい恋は ふたり 離れるから美しい。離れる2人だからこその狂おしいほどの愛しさがそこにある。と、僕は思っている。完全なる恋などない…
君は泣き晴らした目をうつむけ言った。「あなたと一緒にいなくても私は大丈夫。1人になるだけだもん。少し、寂しくなるくらい。少しだけ寂しいまま、1人で生きていくくらい。大丈夫よ。気にしないで。」別れ話をするつもりの最後のデートで何か悟ったよう…
『朝早く彼が仕事に出かける時、私を起こさないようにそっとベッドから出て準備するのね。薄目あけて見てるんだけど、すごくその仕草が愛おしいの。バタンと閉まったドアの音聴いて、少しの合間お願いをするの。忘れ物してますように、って。意外とお願いっ…
『好きだよ』と言われると「いつまで?」と喉まで出てくる言葉をぐっと飲み込む癖があるんです。女は言った。続けて目を潤ませて一生大切にするなんて、そんな戯言を信じた私のほうがどうにかしている、我を忘れて恋したことが、恥ずかしくてたまらない。一…
『季節はすぎていくのに、私は取り残されている気がします。まだ引きずってるなんて、人には言えないし自分の中でももう決着がついてると思ってるから、いいんですけどね。』と、あからさまな嘘をついた女がいた。じゃあなんでそんな顔をしてるんだ。本当は…
たまに思い出すんだ 君がかわいいでしょと見せてきた ちょっとぶさいくな犬のこと。 君がベランダで育ててた ちょっとやらしい名前の植物のこと。 君から漂うちょっとつけすぎじゃないの って思うくらいのクロエの香水のこと。 君の左手の外から2番目の指に…
ねえ、寂しいときだけ好きって言わないでよ。あなたを好きになったら寂しいの。その女は泣いていた。2番目でも良いからなんて言葉は、1番になることを諦めたくないから。都合のいい女になりたくないなんて言葉は、相手より自分の方が大切だから言えるの。都…
20歳、女子大生になりきってブログを書きます。今日は咲織とミナミデート♡ひさしぶりすぎたけど話題は尽きませーん♪とりあえず会って服がまるかぶりなのは笑ったwほんでどこいこかーなって結局いつものパンケーキ♡美味しいからみんなおすすめー!!店員めっ…