2番目。
ねえ、寂しいときだけ
好きって言わないでよ。
あなたを好きになったら寂しいの。
その女は泣いていた。
2番目でも良いから
なんて言葉は、1番になることを
諦めたくないから。
都合のいい女になりたくない
なんて言葉は、相手より自分の方が
大切だから言えるの。
都合なんかいくらでもつけるから。
25時過ぎに家に行くから。
こっちから連絡なんてしないから。
だからお願い。
好きだなんて言わないで。
期待しちゃうから。
弾んだ胸を抑えるのが辛いの。
明日の朝になったらあなたきっと
大好きな1番目の女に
「おはよう」って送るでしょ。
「おやすみ」と「おはよう」の間の
《好き》なんて夢でしかないの。
私ね、好かれたいわけじゃないの。
嫌われたくないの。
いつか、いつかでいいから、
彼とプラネタリウムに行けたらなって。
空眺めても見えない星が
プラネタリウムだと見えるでしょ。
それでこっそり胸に思うの。
「今はあなたに私は見えないかもしれないけれど、私は確かに思ってる。無かったことにしないでね」って。
この文章を見たくそ男どもが、少しでも、
キープしてる女に申し訳なく思いますように。くたばれ、くそ男。