りんぐふぃんがー。
たまに思い出すんだ
君がかわいいでしょと見せてきた
ちょっとぶさいくな犬のこと。
君がベランダで育ててた
ちょっとやらしい名前の植物のこと。
君から漂うちょっとつけすぎじゃないの
って思うくらいのクロエの香水のこと。
君の左手の外から2番目の指に光る、
なんだかちょっと苦しそうな輪っかのこと。
ちょっとしたこと
たまに思い出すんだ。
なんて女々しいこと言うのは男だけだってさあ。
拭い去れない感情だよ。
女の子の引きずってる感情は美しいけど
男が引きずってると女々しく感じるよね。
なんでだろうねあれ。
しょうがないことなんだろうけどね。
好きだなんてかっこいいこと
言えないけれど、
嫌いになれないですあなたのこと。
そんな人に出会えたのなら
そんなに思い出す人に出会えたのなら
きっと幸せの中で生きてるよ君は。
2番目。
気を抜いて読む想像ブログ
花と女
振られた、と泣いた女がいた。
そうか、振られたのか、それで?と僕は35℃の体温で返した。
『でもね、まだ好きなの、何が好きなのかすらわからなくって、でも好きなの。』
じゃあそれ伝えればいいんじゃない。電話通じて僕の耳にいれてもしょうがないよ。
『そうなんだけどね、もう会えないかもしれないの。彼女できるとおもうの、あの人』
わがまま言いなよ。彼女じゃないなら彼女じゃないなりにわがまま言いなよ
しばらく黙った後で、うん、わかった、と小さくつぶやいて数日。
『ねえねえ!!!この前の日曜日、彼にあってきたよ!寄りをすぐ戻せるかどうかっていわれれば、きっと答えはNOなんだけど、それでもね、行きたいところに行けたの!』
どこ?
『お花屋さん!』
小2みたいだな。なんでお花屋さん?
『彼に買ってほしいお花があったの。スイセンっていう黄色の綺麗なお花知ってる?』
あんまり詳しくない。
『彼も知らないって言ってた。だからね、帰ってスイセン調べてっていったの。私スイセン大好きなのって言ったの。大嫌いなんだけど、大好きって嘘ついたの。』
iPhoneにイヤフォンつないで ふーん と適当に話を聞きながら、疲れた指先でスイセンについて調べた。
口下手な僕は花言葉に詳しくなろうと思った夜中の三時でした。
二人だけ
書かなきゃいけないブログの中身は浮かばないのに
書かなくてもいいブログの中身はぷるぷる浮かぶ夜ね。
わかりあえないから浮気してしまう女の子はね
しょうがないと思うんです。
男が浮気する理由なんて単純で
『やりたかったから』以外のなんでもないんだよきっと。
深い理由に見せかけて底の底はただの性欲で。
猿だと揶揄されてもしょうがないと思います。
男は女が浮気をしたときは、諦めるが吉ですよね。
それはつまり乗り換える準備。浮気させてしまったお前が悪い。
優しくしすぎたお前が悪い。飽きさせたお前が悪い。セックスが雑なお前が悪い。
付き合った当初の気持ちを忘れたお前が悪い。好きと伝える頻度が少なくなったお前が悪い。
女が浮気する理由は、全て男にある。
『は!?そんなん腹立つやん!』ていうてる時点でまだまだ大人な恋愛なんかできやしないさ。
思いっきり愛しても、重いっていわれる恋もあるさ。
男は女の浮気を諦められたらいい男。
女は男の浮気を許せたらいい女。
そんな関係なんだって割り切れたら、どんなにいいことか!!!っていう理想をつらつらと並べてみたよ。
例えば恋愛青春映画のラストシーンで
初恋から数年経った後
ふと道を歩いていると、初恋のあの人とすれ違い
柔らかに香るあの頃と同じ匂いが
青春時代を鮮やかに思い起こさせるけれど
そこで振り返ることなく
ふっとにこやかに微笑んで、また前に歩き出すような
あの切なさがどうしようもなくたまらない
そんな感情に押し迫られることはありませんか。
いつだって初恋だったらいいのにね。
元カレ、元カノ、そんな過去ばかり気にしないで、
この先どうなるんだろう、私たち結婚するのかな
なんて先のことばかり気にしないで、
今、手を伸ばせば抱きしめられる距離にいてくれる人の事を
誰より一番愛せたら、この先ずっといつまでも愛せたらいいのにね。
なんてことを、街にかかったクリスマスソングが思わせた夜でした。
どうせ一つになんてなれないんだから
せめてずっと二人だけでいよう
他の誰にも邪魔させない、二人だけでいよう
どうしても
勝てない人はいる。
過去の人だ。
越えられないからだ。
思い出に浸るために恋愛をするんじゃないかと思うことすらある。
ふと香るキンモクセイの柔らかく暖かい匂い
橙色と紫に染まる夕焼けの鮮やかさ
TSUTAYAで流れてきた好きだった曲
軽やかに香るガムのミントの味
違う人に触れたからこそ知るあの人の唇の柔らかさ
五感全てを刺激して、痛烈に記憶を蘇らされることがある。
あーあの人だったらこうするのにな
あの人だったらこんな言葉かけてくれるのにな
そんなことを思われた瞬間に、僕らは勝てない。
男はまだいい方だ。
感覚の記憶力というのは
圧倒的に女性の方が高い。
香水の香りでその人を思い出す、という話をたびたび聞く。
そんなことばかり聞くから、
他の男と比べられるのはごめんだ、と思い
僕は女物の香水をつけている。戦略的措置だ。きもいとか言わないでくれ。
女の子の悩みでよく聞くのが
というお悩み。
んー。
男と女の相違で一番難しく、一番交わらない点だろう。
男:恋→愛→SEX
女:恋・愛・SEX
なんだろう。SEXまでいってしまえば、もう最上級、というのが男。
恋するときめきも、愛する心地よさも、SEXの欲も、同時に存在するのが女。
わかってもらえないのが、つらいところだけどね。
愛する振りがヘタクソな男に、女の子をもてあそぶ資格なんてないよ。
もてあそんでる自分に酔ってる男なら、なおさら。
一つだけ、耳にしてとても悲しくなった言葉。
『抱ける女が、抱けなかった女に勝てるわけないですよね。』